Windows Vista/7でServersManにWebDAV接続してみる

スマートフォンをサーバにするServersMan.
バッテリーとパケットを消費して携帯でサーバを立てたいという
物好きがどれくらい居るかはわからないけれど,スマートフォンの癖に
データのやりとりに苦労するiPhoneなんかではUSBメモリ代わりとしては有効な手段.
iPhone以外でもPCから軽く何かを転送するときに,わざわざmicroUSB挿して〜
とやらなくてもアプリを立ち上げるだけで画面上で操作できるのは快適です.


基本このアプリはブラウザ上からファイルの操作を行うのですが,
IEじゃないとアップロードに失敗したり,大きな容量のファイルは
途中で帰ってこなくなったりと何かと不便.
特にフォルダごと何かを転送しよう,という時は一々ファイルを
指定するのがものすごく面倒です.


でも実はこれ,WebDAVにも対応しているのでWebDAVが扱える環境からなら
結構手軽に扱うことが出来るんですが,一つ問題が...
xpまでのWindowsはWebフォルダ,という形でなんら問題なく
WebDAVを扱えるのですが,Vista以降のバージョンは実装の
問題から素直にマウントすることが出来ません.
マウント先によってはnet useコマンドでなんとかなる事も
ありますがServersmanの場合,それもかなわず...


ですが今回,DDDAVというソフトを使ったことでVista/7からも接続出来ました.
接続方法は,このソフトのファイル→接続からホスト一覧画面を表示.
新規ホストから設定を作り,基本タブで
ホストの設定名:表示名
URL:アプリのServersManファイルマネージャにあるサーバの項
ローカル接続の場合:http://your-ip:8080/your-nodename
仮想IPv6接続の場合:http://serversman.net:8080/your-nodename
ユーザー:登録E-mail
パスワード:登録パスワード
設定画面はこんな感じ
設定さえ済ませてしまえば,Webブラウザを用いるより遙かに安定して転送が出来ます.


おまけ1:
転送経路の暗号化について.
ServersManは3Gなどで仮想IPv6接続を用いて接続する場合
端末とサービスサイト間は暗号化されていますが,
サービスサイトとユーザ間に関しては今のところ暗号化されていません.(httpであってhttpsではない)
こんなん:ブラウザ←非暗号化→serversman中継サーバ←暗号化→端末
この為第三者に転送をのぞき見られる可能性が0とは言えないのでご注意を.
(ま,平文メールで色々飛び交っているのに何を今更,という気もしますが...)


おまけ2:
昨年末ぐらいからGDD-09を用いてServersManでWebサーバをたてています.
サーバサイドなアプリは何も動かないので特にコンテンツも置いていませんが
実験としてどの程度動くのか,というのを見ています.


おまけ3:
CarotDAVなど他のWebDAVクライアントではServersManには接続出来ません.
(無理矢理つなげる事も出来ますが,エラーが帰ってきます)
dddavの説明には"転送に失敗してもエラーを返さない"とあるので
ServersMan側の実装に問題がある可能性もあります.


#WebDAVって開発したのMicrosoftじゃなかったっけ...
#なんでこんな不具合だらけなんだろ